令和4年度 事業報告

令和4年度は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み行動制限が解消され経済活動の活性化が顕著となりました。

一方、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策(令和3年度から7年度)の2年度目でありました建設業にありましては、大型公共施設整備や県北豪雨及び鳥インフル災害対応に予算配分が傾注し、新潟県からの工事受注額が大幅に落ち込みました。

このことは、将来における当地域の安心安全にして快適な環境づくりに負の要因とならないか懸念されるところであります。

要望活動におきましては、南魚沼市長に対し、「建設業人材確保支援事業補助金事業」の拡充を要望し、要望に沿った形で令和5年度実施要綱の改正がなされました。

国会議員には、議員会館を訪問し建設業の抱える多くの課題を記載した要望書を持参・説明してまいりました。

また、道路除雪につきましては、結果的に少雪のとしてありましたが、集中した降雪が12月と1月にあり長岡国道事務所等から待機等の依頼があり、一部会員から協定に伴う「待機」を実施しましたが出動棟には至りませんでした。

道路除雪委託料につきましては引き続き新潟県建設業協会と連携して新潟県に実態報告と改善を求めていきます。

継続事業(公益事業)につきましては、計画どおり進みましたが、県内の鳥インフル災害等により冬期予定の「技術研修会」を中止いたしました。

担い手確保事業として実施しております、県立塩沢商業高校での授業支援は、前年度令和3年度の1年生及び2年生の座学に加え、令和4年度から3年生に「仮設道路実習」を加え、1年生から3年生全学年に対する授業支援を再開しております。

労働災害防止につきましては、建災防六日町分会及び関係機関等と連携をし、一部予定を変更してパトロールなどを実施しました。

また、死亡事故ゼロ1,000日達成により関係機関から表彰を受けました。引き続き記録更新に努力してまいります。

改めて、会員各位のご理解とご協力に感謝申し上げます。

令和4年度に実施いたしました事業は、下記事業報告の付属明細書のとおりです。

事業報告の付属明細書

1.地域の健全な発展と安心安全の地域づくりを目的とする事業

a 魚野川河川環境美化事業

8月1日、県地域整備部及び農林振興部職員と合同で、魚野川河川敷及び堤防等のゴミ拾い等を実施いたしました。参加者49名

b ジュニア育成強化プロジェクト事業

地域の小学生・中学生のスキー技術の向上を図り、「南魚沼よりスキーのオリンピック選手を育てよう」を合言葉に(公財)新潟県スキー連盟が実施する中越スキー選手権大会や中越地区高等学校・中学校スキー大会等の事業に対して協賛団体として助成金を交付し支援いたしました。

c 災害・緊急時のボランティア活動を支援する事業

ア 災害時及び緊急時の対応に必要な備品として7月19日、南魚沼市に避難所用間仕切りテント17張り、湯沢町にポータブル蓄電池各2台を贈呈し、安心安全の地域づくりに貢献いたしました。
イ ボランティア活動等に必要な備品購入助成として、7月19日、南魚沼市社会福祉協議会及び湯沢町社会福祉協議会に30万円、15万円を寄付いたしました。
南魚沼社協では、プレハブ倉庫、湯沢社協はストレッチャー購入の一部に充てました。

d 冬季間の情報「冬ナビ」放送事業
FMゆきぐにを使用し、地域住民に除雪に対する理解や協力をお願いするとともに、雪道運転に対する注意喚起を行いました。
放送本数は、1月5日~3月23日(朝)スポット78本放送で、出演人数26人×3本でしたが、FMゆきぐにホームページからいつでも聴けるように聞き逃した方への対応を図りました。

2.建設業に関する知識・技術等の情報提供・普及啓発を目的とする事業

a 若手技術職員視察研修
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言等の影響により、開催を見合わせました。
b 技術研修会
8月1日午後1時30分から、協会会議室において、県地域整備部及び農林振興部と合同で(一財)新潟県建設技術センター技術部長を講師として招聘し、「よりよいコンクリート施工」について研修し、地域整備部及び農林振興部からあんぜん管理や災害対応事例等の講話を受けた。参加者51名(県20名・協会31名)
冬期研修会は、新潟県内で鳥インフルエンザが多発し、その影響から予定していた県職員との冬期技術研修会は中止した。
c 建設事業や冬季の道路確保のための意見交換会
新型コロナウイルス感染拡大による影響により、参加団体の代表者による意見交換会を開催した。11月22日開催
道路管理者である県・市町、関係機関である南魚沼警察署・NTT・東北電力・路線バス運行会社・県道除雪JV担当者など19名により各機関の取組みや事故時等の対処方法等について情報共有を行った。
d 建設業労務賃金水準調査
10月17日、協会会議室で労務費調査対象会社に対し、調査についての説明会を実施いたしました。・参加者9名
e 安全パトロールの実施
工事現場における事故・災害防止を目的に安全パトロールの実施と情報提供を行い、作業員及び地域住民の事故防止を図りました。
合同パトロールについて、6月は新型コロナウイルスの関係で通常パトロールに変更し、10月は安全に配慮(運行バス台数を倍増)しながら計画どおり実施し、現場の安全指導とパトロール技術の向上を図った。
・協会安全パトロール:4回実施 延べ35人(6/15・7/27・8/10・11/16)
・合同安全パトロール:1回実施 協会33人 労基署等役所15人(10/12)
・建災防指導者委託安全パトロール 6回実施 延べ21人(4/14・5/19・12/15・1/19・2/16・3/16)
f 土木フェア事業
10月9日、「南魚沼市民まつり」(八色の森公園)に於いて南魚沼地域振興局地域整備部と共催で土木フェア事業(パネル展示・お楽しみ抽選会・トッキッキと写る缶バッチ配布など)を開催し、建設業と地域住民との交流を深めました。協会参加者(スタッフ)19人 参加人数(市民まつり全体)約1万人
g 担い手支援育成事業
新潟県立高等学校地域創造学科1年生、2年生及び3年生に対し、座学授業について支援を行った。

3.諸会議の開催

三役会・役員会を随時開催し、事業計画等について検討いたしました。 また、各部会を随時開催し、所管の課題について協議検討を行いました。

4.仕事づくり対策(まちづくり提案)

技術部会役員を中心に南魚沼地域のまちづくり提案プロジェクト会議及び現地調査を実施し明るく安心安全な南魚沼地域のまちづくりへの提案活動を継続実施した。

5.その他

公益法人として、適切な会計処理に努めてまいりました。



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