令和5年度 事業計画

公益法人として社会福祉活動等に積極的に取り組み、安心・安全なまちづくりに貢献するとともに、会員に対する知識・技術等の向上及び継承について行政機関等と連携して組み、更なる建設産業のイメージアップ並びに地域住民の信頼向上に努めてまいります。会員各位のご理解・ご協力をお願いいたします。

令和5年度は、防災・減災、国土強靭化のための5か年の3年目の中間年となり、新型コロナウイルス感染拡大防止に留意しながら従来実施してきた事業を継続して実施するとともに、南魚沼地域のまちづくり等について、国、県、市、町に対し積極的な意見交換会並びに提言をしてまいります。

また、社会経済情勢に合わせ、「ICT技術」「建設DX」「SDGs」「週休二日制」など業界他社に後れを取らないように積極的な情報提供と研修に努めます。

近年常態化している風水害等被災地域への素早い貢献事業として、応急資材等の備蓄を計画的に行い、被災地域の援助とするとともに建設業の地域からの信頼感醸成に努めます。

建設業界の活性化に若手技術員の育成確保が喫緊の課題となっており、県立塩沢商工高校との関係維持を図り卒業生の建設業入職と若手技術者の確保・養成について小中学校等も含めた関係機関と協議・連携を進めます。

その他、法令順守の徹底・適正な契約、入札制度への対応、労働災害防止対策の強化及び感染症対策につきまして引き続き取り組んでまいります。

また、新潟県建設業協会六日町支部と連携し、迅速な災害等対応に取り組みます。

新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、令和4年度に取り組む実施事業は、次のとおりです。

主な実施事業

(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一部内容を変更及び中止する場合があります。)

1.地域の健全な発展と安心安全の地域づくりを目的とする事業

a 魚野川河川環境美化事業(8月上旬)

川と親しみ、河川の汚染環境の問題に関心を持ってもらうことを目的に、魚野川河川敷等の草刈及びゴミ拾に取り組む。

b ジュニア育成強化プロジェクト事業

地域の小学生・中学生のスキー技術の向上を図り、「南魚沼からスキーのオリンピック選手を育てよう」を合言葉に(公財)新潟県スキー連盟が実施する中越スキー選手権大会や中越地区高等学校・中学校スキー大会等の事業に対して協賛団体として助成金を交付し支援する。

c 国民体育大会・全国高等学校総合体育大会等支援事業

南魚沼地域で開催される類似事業に、協賛団体として助成金を交付し支援する。

d 災害・緊急時のボランティア活動を支援する事業

南魚沼市、湯沢町及び南魚沼市・湯沢町両社会福祉協議会に災害等支援物資及びボランティア活動支援備品等を贈呈し、安全安心の地域づくりに貢献する。
ア  災害時及び緊急時の対応に必要な備品を南魚沼市、湯沢町に贈呈する。
イ  南魚沼市・湯沢町両社会福祉協議会に対し、ボランティア活動等に必要な備品を贈呈する。

e 冬季間の情報「冬ナビ」放送事業

FM雪国放送を使用し地域住民に除雪に対する理解や協力をお願いするとともに雪道運転に対する注意喚起を行う。

2.建設業に関する知識・技術等の情報提供及び普及啓発を目的とする事業

a 視察研修(5月中旬)、技術研修(8月上旬、2月中旬)

質の高い工事を施工し、地域の安心安全な生活を守るため工事現場における技術の向上を目的とした道路河川等の最新技術研修や建設現場の視察研修を実施する。特に経験技術の浅い若手技術者に対しては、積極的な参加を呼びかけ、技術の底上げを図る。また、熟練技術(技能)者の減少により失われつつある経験的技能の伝承継承に努める。

b 建設事業や冬季の道路確保のための意見交換会の実施

発注者(管理者)、受注者双方の技術者により技術向上に向けた意見交換会を実施し、発注者、受注者及び住民等三方よしの事業化に努める。
ア  管内の振興策・整備方針・事業に関し、県職員及び会員による意見交換会を実施し、地域の経済・雇用等の改善を図る。(4月下旬)
イ  除雪体制の確立等の調査研究等県道路管理者との意見交換会を実施し、安全な道路除雪に努め地域住民の交通確保を図る。(11月下旬)

c 建設業労務賃金水準調査(10月中旬)

建設労務者の賃金向上を図ることを目的に作業員の賃金水準を調査し、労務費に反映していただき作業員不足を解消し、地域の安全安心な生活を守る。

d 安全パトロールの実施

工事現場における事故・災害防止を目的に安全パトロールの実施と情報提供を行い、作業員及び地域住民の事故防止を図るとともに、パトロール技術の向上に努める。

    ① 建災防指導者委託安全パトロール 年6回実施(12月~5月)

    ② 合同安全パトロール 発注者及び監督官庁等と合同で実施し、パトロール技術の向上も合わせて行う。

    ③ 協会安全パトロール  ①、②及び9月を除く各月実施する。

e 土木フェア事業(10月8日開催予定)

「南魚沼市民まつり(八色の森公園)」に於いて、南魚沼地域振興局地域整備部等と共催で土木フェア事業(パネル展示・啓発事業等)を開催し、建設業の役割及び地域貢献について広報活動と地域住民との交流を図る。

f 担い手支援育成事業

新潟県立塩沢商工高校地域創造学科への実習及び座学支援の充実を図る。
1年生の地域デザインコース進級希望生徒及び2年生及び3年生の地域デザインコース生徒を対象に高校と連携して授業を行い、建設業への進路選択に興味持ってもらうような支援を行う。
また、管内小中学校等において建設業の役割とやりがいのあるモノづくりの啓発・広報活動を行う。

3.諸会議の開催

正副会長会議・役員会等を定期的に開催し適切な事業執行を推進する。


4.災害防止関係

建設業労働災害防止協会新潟県支部六日町分会と連携し労働災害防止を図る。


5.積極的な部会活動

引き続き、各部会活動の活性化と活動促進に取り組む。


ア 総務委員会
公益法人として、円滑な運営ができるよう必要な調査研究提言を行う。
また、公益事業完結後の協会事業再編について調査研究を行う。
イ 技術部会
地域振興局地域整備部及び農林振興部並びに青年部会と連携して技術研修の企画設営を行う。
また、関係機関及び関係議員に対し、南魚沼地域のまちづくりの提言等について調査検討を行う。
ウ 安全部会
建災防や関係機関との連携の基、建設業の安全及び従業員の衛生面について取り組む。
定期的な安全パトロールを実施し無災害の取り組みを行う。
エ 塩沢商工指導部会
前年度授業の総括をし、充実した指導内容について協議検討を行う。
積極的に小中学校等を訪問し、建設業の魅力と使命等について広報活動を行う。
オ 青年部会
部会員相互の親睦と技術の研鑽に努め、「塩沢商工実習及び座学支援」「土木フェア」「安全パトロール」「技術研修」「小中学校への出前講座」等当協会の各種事業の実行部隊として活動を行うとともに協会長に対し、技術面・制度面の改善等について、積極的な提言を行う。


6.その他

法人経理事務の適正処理に努める。

協会のコンプライアンス確立と遵守について努める。

老朽化した消雪井戸(昭和46年取得)及び取水・散水施設等の更新を行い、冬期間安定した駐車場確保と会館施設の保全管理に努める。



令和5年度 事業予算

事業予算書はこちら(PDF)

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